大宮南支部 2024年9月例会
1社単独では乗り越えられない経営課題を、弱み・強みを他社と補い合うことで解決していくM&Aという戦略について、中村氏の体当たりの経験談を交えながら熱く語っていただきました。
報告する中村社長
相手企業を搾取するだけのM&Aとは違い、共存し、お互いが良くなるための手段の一つとして、あるものに目を向け、他者を尊重しながらな信頼関係を築く中村氏のやり方は、双方を幸せにするとても理想的な成長を促すものでした。
『社長がいても経営者がいない』日本の中小企業の課題を、自ら立ち上げたホールディングスの使命として取り組み、それぞれの課題に心を砕き丁寧に進めていく姿に、ビジネスとしての才だけでなく、人としての懐の大きさも感じることができ、経営とは結局人間同士であるという中村氏の思いが伝わってきました。
グループ討論では、本例会の狙い通り、自社の分析を行った経営者が、今まで関心のなかったM&Aに興味を持ち、実際に仲介業者のポータルサイトを開き買収先を探し始めた場面があったりと、転機になるような学びを得る姿を目の当たりにし、大いに盛り上がりました。
まさに多くの気づきを得ることができ、非常に充実した例会となりました。
羽鳥絢子 記