大宮南支部2025年9月例会

9月18日(木)、大宮南支部では(株)セゾンハウス代表取締役の山市祐太氏に報告者を担っていただき9月例会を開催しました。

今回のテーマは「譲る覚悟と継ぐ覚悟~親子で挑む事業承継のリアル~」でした。

異業種からの入社、決断は正しいのか、自分のやりたい事なのかという自問、会長との意見の相違・衝突・激論、社員との摩擦、などリアルで臨場感のある内容を、丁寧に、表情やトーンを大きく変えずにお話いただきました。

どの会社にもいつかは直面するであろう事業承継。社長を譲れば完成なのか、中身内容の話なのか、どうなれば完成なのか、など日々意識が薄くなりがちなテーマについて、会員は真剣に耳を傾け、またグループ討論では多種多様な目線で意見が交わされ理解を深めました。

譲る側は継ぐ側に「継ぎたい」と思ってもらえる会社にするために日々努力研鑽する、継ぐ側は温故知新し「よい会社」にしていく、今回のお話はまさに同友会の目的とリンクしている事例だと気づきを得た時間でした。

「事業承継してよかったか」の質問に「親子としての濃厚な時間を過ごせた」と答えられ、その際にそれまでほぼ表情が変わらなかった山市氏が「にっこり」された場面がありました。譲る側と継ぐ側、上司と部下、親と子・・・様々な関係性がある山市会長と山市社長ですが、事業を通じて時間を掛けて分かり合っていく親子の在り方、ぶつかることも冷静に見れば嬉しいことだ、との思いから自然に出た(と思われる)「にっこり」がとても印象的でした。

東郷朗伸 記

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