大宮南地区 令和3年3月例会

3月19日 オンライン(Zoom開催)にて、株式会社ぶぎん地域研究所田邊克彦氏により、「ゼロから学ぶSDGs ~これからの持続可能な経営を考えよう~」と題する報告が行われました。

最近よく耳にする「SDGs」は「持続可能な開発目標」を指し、2030年までに持続可能で多様性と包摂性のある社会を実現するための17の国際目標と169のターゲットからなるものです。

田邊氏は一見すると身近には感じられない SDGs について、三方(売り手、買い手、世間)よしの近江商人の商いの心、利益と公益の両立を説く渋沢栄一の道徳経済合一説に通じるものであり、実際にこれに取り組む中小企業の例を挙げながら、実はSDGsが我々中小企業家にとっても身近に取り組むことができるものであることを一から分かりやすく報告してくださいました。

グループ討論後の発表では、参加者から、ちょっと意識すれば自社でも取り組めることがある、以前から自社がSDGsを実践していたことに気づいた、利他を意識することはすべてSDGsに通じるのではないかと言った意見が出され、SDGsについて学びを深めることができました。

私個人としては、田邊氏が参加者から子どもでも分かるようにSDGsを説明するとどうなるかと質問されたのに対し、 「誰一人取り残さない」、「不幸な人を作らない」、「皆が平等である」ことを目標にして取り組む活動だとお話されていたことが印象に残り、とても実りのある例会でした。

大宮南地区会員 布施俊輔


2021年3月31日