大宮南支部 2023年11月例会

■ そうだ 秩父、行こう。【大宮南支部例会】

開始日時2023/11/21 (火) 07:30
終了日時2023/11/21 (火) 18:00

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そうだ 秩父、行こう。
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2023年11月21日(火)埼玉同友会大宮南支部11月例会を開催いたしました。「そうだ 秩父、行こう」というテーマで、ウイスキー工場とワイナリー、酒蔵見学を兼ねて、紅葉の秩父をバスで巡って参りました。定員30名に対し案内を出したところ、参加希望者が早々と埋まり、添乗員の方を含め31名で締め切りました。添乗員は、元同友会会員でもある、埼玉県物産観光協会の櫻井正道氏にコーディネーターとしてご尽力いただきました。

11月下旬という事もあり、集合時間の早朝7:00はかなり肌寒かったのですが、日中は陽気となり、終日快晴の天気に恵まれました。

バス一向は、出発地点の大宮から秩父に向かうのですが、バス移動の時間も懇親を深めるため、自己紹介タイムを設けました。司会進行役の松野氏の発案で、自己紹介の際に3つのテーマから1点を選び答えてもらうことを取り入れました。

3つのテーマは、

①同友会に入会して良かったこと

②自分がいまハマっていること

③コロナによって自社が工夫した取り組み

以上の中から選んでもらいました。31名の参加者のパーソナルな部分を知ることができる素晴らしい自己紹介タイムで賑わいながらバス移動ができました。

見学施設側のキャパシティーの問題で、15名ずつ、2組に分かれて見学先を訪れました。私の班は先ず、イチローズモルトで有名な株式会社ベンチャーウイスキーさんの秩父第一蒸留所を見学させていただきました。普段目にする機会がない、ウイスキーの製造工場と、年月を掛けて熟成されていく貯蔵庫の見学をさせていただき、その後、ベンチャーウイスキーさんが手がけてきた様々なウイスキーが展示してあるスペースにて試飲をさせていただくことになりました。見学で私が特に驚いたのは、ブレンドウイスキーを主体として製造されているのですが、ウイスキー5大産地といわれる、スコットランド、アイルランド、カナダ、アメリカ、日本の五つの原酒をブレンドしているウイスキーということで、まさにワイルドワイドなウイスキーが秩父で製造されて、世界中の方々から高評価を得ている事実を知れたことです。ウイスキーを保管する樽一つ違うだけで味が全く変わる、奥深しい世界観に魅了されました。試飲タイムでは、ここぞとばかりに普段飲めない貴重なウイスキーを沢山試飲させていただき、ほろ酔い気分で現地を後にしました。

次に訪れたのは、兎田ワイナリーさんです。代表の深田社長が創業に至った経緯のご説明をいただき、工場見学、ワインに使用される葡萄園を案内してくださりました。創業の際、秩父市の補助金を得て工場建設に至っているので、適時厳格な報告が必要で、品質管理も徹底されているのが伺えました。葡萄園は収穫時期では無かったので、枝しか見る事ができませんでしたが、ワインの元になる葡萄を栽培している農園を見学できる非常に貴重な体験でした。近隣の就労支援施設からお手伝いに来られている方が当日も数名いて、深井社長は限られた時間で丁寧に仕事をしてくれる重要なパートナーと仰っておられました。農園見学後、兎田ワイナリーさんで製造されたワインを販売している店舗へ移動し、複数種類のワインを試飲し、各自お土産を沢山購入していたのが印象的でした。

昼食は長瀞へ移動し、長生館さんへ伺いました。長瀞の渓流沿いに位置し、紅葉も相まって素敵なロケーションで食事することができました。ここの会場で全体合流し、31名で昼食を取りながら、更なる交流を深める時間となりました。

昼食後、全体で次の目的地、藤崎惣兵衛商店(ふじさきそうべえしょうてん)さんへ移動。お酒の製造工場、蔵造りの商品取り扱い店舗で各自、お土産の購入、日本酒の試飲を楽しんでいました。創業は享保13年(1728年創業)と歴史が古く、次世代に継承していくことは並々ならぬ努力があったのだと思います。当日は休業日にも関わらず、藤崎惣兵衛商店さんの計らいでお店を開けてくださりました。全体で唯一の集合写真がこちらで撮影したものになります。

楽しい時間もあっと言う間に過ぎ、帰路につきます。関越自動車道の花園IC前にある、花園フォレストが最後の目的地となります。こちらはスイーツと薔薇の庭園が楽しめる、お菓子のテーマパークです。ここでも各自、お土産などを購入し充実した時間を過ごせました。

度重なる試飲、昼食でも飲酒していたので、当然バスに乗車すれば眠たくなります。ただし、せっかくの懇親例会でもありますので、ランダムに10名程度の方に11月例会の感想を頂戴いたしました。

印象的だったのは他支部から参加されている会員さんが「大宮南支部は本当に雰囲気がいい!仲がいい!他支部会員にも気配りをしてくれて嬉しかった!」と複数の支部の方が同様のことを言っていたので、大宮南支部の親密さは埼玉同友会一?かもしれません。とても自慢できることではないでしょうか。

終始「お酒」がある懇親例会でしたので、記事だけみると、ずっと飲んでいたのでは?と思うかもしれませんが、学びも多々ありました。これも他支部の方の感想ですが、お酒は発酵という過程があり、ある程度は「こういう風になるだろう」と想定してコントロールができるのだけど、目に見えない自然の力が働かなければ生まれない神秘的なもの。経営に置き換えても発酵(目に見えないもの)を外部環境や、長らく続いているコロナ禍に置き換えて、自社をコントロールしながら、自分たちにできることは何なのか、工夫をして、多様な人材をどう活かしていくことの大切さ、そのような気付きを得る現場を見学させてもらい、非常に学び深い懇親例会に参加できたことが為になったと、嬉しい感想もありました。

最後の最後でサプライズがあり、ベンチャーウイスキーさんから、希少なイチローズモルトのフルボトルを1人1本お土産に頂きました。幹事の手によって厳重に管理保管頂けたことに感謝です。帰り道中も懇親を深め、無事大宮までトラブル等も無く到着し、安全運転してくださったドライバーさんに御礼を告げ、大宮にて現地解散となりました。

私にとっては約10年ぶりのバス例会でしたが、埼玉が誇る素敵な企業を訪問し、学びを得ながらお酒も交わし、最高に思い出に残る例会となりました。

例会を企画してくださった、仲間作り委員会の皆様、企画から当日の運営サポート本当にありがとうございました。

記事担当
株式会社インティブ
斉藤大介